三菱商事(8058)決算発表(2020年3月期) 今期増配も発表
三菱商事とは日本7大商社のうちの一つで7大商社の中で一番時価総額が高く、高配当銘柄として投資家の間で非常に人気の銘柄です。
今回は、こちらの三菱商事が決算発表を行なったので決算内容を見ていきたいと思います。
また、今回の画像は全て下記の三菱商事のHPより引用しています。
2019年度の業績は?
上記が2019年度の三菱商事の業績です。
2019年度の連結純利益は5,354億円で2018年度と比較すると▲553億円減となっています。
残念ながら三菱商事も2018年度と比較すると2019年度は減益という結果になりました。
ちなみに決算短信の方にも記載されていますが、2018年度と比較すると減収なので減収減益という結果になっています。
ですが、2019年11月6日に公表した業績見通しでは5,200億円でした。そこから比較すると+154億円の増益なので、コロナ影響のなかこの業績はかなり検討した方かと思います。
丸紅などが大きく減益しているのを見るとさすが三菱商事といったところではないでしょうか。
今後、業績にも期待できます。
セグメント別の業績は?
セグメント別の業績とコロナによる今後の影響については上記の資料にまとめられています。
上記を見ると自動車・モビリティの収益が大きく減少していることが見て取れます。
自動車業界などの製造業はコロナに関する影響が大きいので今後も長引くようですとさらなる業績悪化の懸念があります。
今後の経済活動などを注視する必要がありそうです。
2020年度の業績の見通しは?
上記画像の右側に2020年度の業績見通しがあるのですが、三菱商事は業績未定としております。
最大のライバルとされる伊藤忠商事はしっかり業績の見通しを立てていただけにここは少々残念です。
伊藤忠商事の決算内容もまとめたのでもし興味ある方は参照してみてください。
三菱商事の配当金は?
上記が三菱商事の配当金です。
2020年度の配当金は134円の予想でしっかりと増配しています。
ここは本当に素晴らしいポイントです。さすが累進配当を宣言しているだけあります。
株主にとってはここが非常によかったポイントではないのでしょうか。
現在の株価が2,342円なので配当利回りに換算すると5.72%になります。
間違いなく高配当銘柄です。配当利回りだけでいうと7大商社の中でもトップクラスに高いです。
ちなみに2020年度増配を発表した商社は三菱商事と伊藤忠商事だけですのでいかにこの2社が抜き出ているのかがよくわかります。
正直これから投資をするならこの2社を軸にした方が良いかもしれません。
まとめ
・2019年度の業績見通しよりは悪くない決算
・2020年度の配当金は134円へ増配
・配当利回りは5%台
・2019年度は減収減益
・2020年度の業績予想は未定
正直、三菱商事の決算内容は悪くない決算だったと思います。
理由としては2019年11月にたてた業績見通しにおいて、コロナの影響があったにもかかわらず、ここをしっかり見通しより上回ったところです。
さらに、累進配当もしっかり継続して2020年度の配当金も増配すると発表したので、長期投資家にとっては嬉しい決算発表だったのではないでしょうか?
唯一懸念があるなら、今期の業績においては未定を発表したところでここは少し残念なポイントでした。
最大のライバルである伊藤忠商事はここを発表したので、個人的には伊藤忠商事の方が好感は高いです。
他の商社に関しても決算内容を説明した記事があるのでもしよろしければ参照してみてください。
もし他に気になることがありましたら各自四季報や決算速報を参照して調べて見てください。
以上!!!
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