結局どこに投資した方がいいの？配当金の観点のみで5大商社を比べてみた

商社の比較

三菱商事は時価総額No1

時価総額では三菱商事がNo1です。やはり最大手の商社は２番手の伊藤忠商事と比較しても頭一つ抜けています。ここまで大きな企業だとキャッシュフローなども安定して優良企業な気がします。なので安定感という意味では一番安心できる企業かもしれません。

丸紅が最もPERが割安

PERが5%台なのは丸紅だけです。株価も現在700円台のことから、いかにまだ割安で放置されているのかがわかります。商社株が軒並み1000円を超えていることから丸紅も1000円台に突入してもおかしくありません。指標的には最もキャピタルゲインを得やすい銘柄になっています。

住友商事は商社株の中で唯一の配当利回り5%台

配当利回りが5%を超えているのは住友商事のみです。この観点のみなら頭一つ抜けています。ただ、当然配当利回りだけを基準に株を危険かもしれません。

配当金の推移

すべて素晴らしい右肩上がりです。どの銘柄も連続増配とまでは行きませんが総合的みるとどの銘柄も大変魅力的です。この中で一番上がり幅が大きいのは伊藤忠商事です。

三菱商事の今後の配当金

三菱商事の最大の魅力は累進配当を宣言しているところです。累進配当とは簡単にいうと減配せずに配当金を維持もしくは増配していくことです。2021年には目標として200円の配当金を出すことを宣言しており、現在の株価における配当利回りは7%を超えます。また、配当性向も35%を目標としており、現在の配当性向、30％と比較すると配当金が増配されることが大きく見込まれます。こういった観点からも三菱商事は非常にお勧め銘柄となっています。

三菱商事のHP上より引用

三井物産の今後の配当金

三井物産は残念ながら今後の配当金についての記載はHP上では公開されていません。

伊藤忠商事の今後の配当金

伊藤忠商事も将来的に配当金の段階的な引き上げ、配当性向の30%を目標としています。累進配当を宣言しているわけではありませんが、実質的に中長期目線でも配当金を引き上げることを宣言しています。

また、10年前の配当金15円と比較するとこの10年で配当金は５倍近くに膨れ上がれ商社株の中でも最も配当金の上がり幅が高い銘柄になっています。

伊藤忠商事のHP上より引用

住友商事の今後の配当金

住友商事も中期経営戦略として2020年度には配当性向を30%まで引き上げると宣言しています。現在の配当性向が25%付近なため、現状の業績でしたら間違いなく増配を行うでしょう。配当利回りは5%近くあります。利回りだけを考慮するなら１番のお勧め銘柄になります。

丸紅の今後の配当金

丸紅は今後の配当政策について下記のことを述べています。

2020年3月期から2022年3月期までの中期経営戦略期間における配当につきましては、各期の業績に連動させる考え方に基づき、連結配当性向25％以上、かつ各年度の期初に公表する予想配当金を下限とすることを基本方針といたします。

現在の配当性向が25%付近なので大きな増配は今の所はみられそうにはないです。ただ、株価が700円台なので商社株の中では最も割安な銘柄です。そのため、上がり幅が一番見込めるのはもしかしたら丸紅かもしれません。株価も非常に安いので初心者の方にもお勧めできる銘柄になっています。

丸紅のHP上より引用

以上です！もし気になる銘柄等ありましたら四季報などで調べてみてはいかがでしょうか？

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