業績赤字でも配当金は増配傾向!キリンホールディングス(2503)の銘柄分析

2020年3月15日日本株, 株主優待, 権利確定月12月

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日本株について評価・分析をするコーナー

注目した企業において長期投資、配当金なので投資対象として魅力的なのかを分析します。

分析手法としてPER、売り上げ・当期利益、EPS、1株あたりの配当金、配当性向、ROEの6つの観点を5段階評価で評価します。

もちろんこれは私が独断で作った指標です。少しでも皆様にわかりやすい指標があればと思い作成しました。

今回はキリンホールディングス(2503)を分析します。



▼キリンホールディングスは買いか?



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キリンホールディングスとはどのような会社?

キリンホールディングス株式会社(英: Kirin Holdings Company, Limited)は、飲料事業会社の麒麟麦酒株式会社を中核とする、キリングループの持株会社(ホールディングカンパニー)である。三菱グループの一員であり、三菱金曜会・三菱広報委員会の会員企業である。東京証券取引所第一部上場。日経平均株価採用銘柄。
1870年ノルウェー系アメリカ人ウィリアム・コープランド(William Copeland)が横浜居留地・山手123番(2016年現在の横浜市中区 (横浜市)諏訪町・北方小学校付近、2018年現在キリン園公園として記念碑が建つ)に設立した、日本で初めて大衆向けにビールを醸造・販売した企業「スプリング・バレー・ブルワリー(コープランドビール)」を起源としている。そのため、日本のビール産業の草分け的存在として認知されている。
その後、日本初のビアガーデンの開業、経営破綻(工場の一時閉鎖)、トーマス・ブレーク・グラバーや岩崎弥之助らによる企業再建(「ジャパン・ブルワリー(二代目)」を設立)などの変遷を経て、1907年に三菱財閥傘下の日本国籍会社「麒麟麦酒」として新発足し、第二次世界大戦後は、国内ビールのシェアの首位を獲得。アサヒビールのスーパードライの台頭までは、継続的に首位を守った。2016年現在は、アサヒビールに首位を譲っているが、創業以来の独特の苦みとコクをウリにしたビールの固定ファンの存在と、新商品の投入合戦で、熾烈なシェア争奪戦を繰り広げている。ただし、最近ビールや低アルコール飲料の新商品を大量投入しており、ビール系飲料のラインナップ数とビール系飲料以外も含めた酒類の販売高は業界一となっている。
近年は、酒類事業とバイオ事業を基軸にした総合企業を標榜し、永昌源との業務・資本提携、武田薬品から調味料事業を買収する(現MCフードスペシャリティーズ)などの多角化を行い、2007年7月1日、それまでの事業持株会社から、純粋持株会社へ移行し、キリンホールディングスと社名変更した。
それと前後して、会社分割を行い、事業子会社として、国内酒類事業会社の麒麟麦酒(旧・キリンホールディングス)、医薬品事業会社のキリンファーマ(現・協和発酵キリン)、経理・人事など間接業務を取りまとめる会社のキリンビジネスエキスパートなどを設立。また、2006年10月1日に飲料事業を担当するキリンビバレッジを完全子会社化し、同年12月にメルシャンを友好的な株式公開買い付け(TOB)によって子会社化し、2007年4月1日からは、メルシャンとの営業の共同展開を開始。また、RTD(低アルコール飲料)・焼酎などの研究開発機能をキリン醸造研究所に集約。2007年7月1日からは、RTD、焼酎、梅酒、洋酒(一部商品を除く)、合成清酒の販売を麒麟麦酒へ移管し、逆に麒麟麦酒のワイン販売事業をメルシャンへ移管。物流部門ではメルシャンから移管を受けたRTDは麒麟麦酒の物流網(キリン物流、2016年現在はキリン株式会社傘下のキリングループロジスティクス)に統合し、ワイン、梅酒、洋酒、中国酒、合成清酒はメルシャン物流網に統合した。なお、メルシャンからキリンへ移管された商品のブランド名は、順次メルシャンからキリンへ変更されている。
なお、2007年6月30日までの「キリンホールディングス株式会社」は、持株会社の準備会社(企画部門)として設立された会社であり、2007年7月1日に麒麟麦酒株式会社(旧)が担っている国内での酒類の製造・販売事業を引き受け、事業会社として「麒麟麦酒株式会社(新)」と社名変更している。逆に、麒麟麦酒株式会社は「キリンホールディングス株式会社(新)」と社名変更し、純粋持株会社へ移行している。
2009年7月13日、複数のマスメディアにより、サントリーホールディングスとの経営統合に向け交渉している事が報道された。狙いは日本が市場として縮小する中で、海外に商機を拡大するのが目的とされている。しかし統合比率などで両社の隔たりが大きすぎたことから、2010年2月8日に交渉中止を発表した。
2013年1月1日に、国内での飲料事業を統括するための新会社として、キリン株式会社が設立(キリングループオフィス株式会社の事業内容と社名を変更)され、主要子会社である麒麟麦酒株式会社、キリンビバレッジ株式会社、メルシャン株式会社の全株式を同社に移管した。
2019年2月5日、取締役会を開き、孫会社にあたる協和発酵バイオの子会社化を決定した。子会社の協和発酵キリンから、株式95%を約1280億円で取得する。
wikiより抜粋


現在の株価とPER(株価収益率)は?

  • 株価:2,503.5円
  • PER(株価収益率):39.0 倍
  • 売買高:3,652,500 株
  • 現在の配当利回り:2.51 %

20万越えですね、ボーナスが入れば買える額ですが気軽に買える金額ではないですね、、、

こういう投資額に対しても簡単に投資できるくらいのお金持ちになりたいものです。。。

PERが25を越えると比較的割高に感じてしまいますね。。。

日本の株価の平均PERが10~15ですので高い部類にはいります。

指標的には割高ですのでよっぽど他に良い材料がない限り、手出しはしないほうがいいですね。

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直近5年間の株価チャート

直近5年間の株価チャート



キリンホールディングスの売上高と当期利益は?

5年間の売上高と当期利益の推移

当期利益は綺麗な右肩上がりでしたが最新年のみ下がってしまっています。

来年度も当期利益が下がると問題ですが、そうでなければ問題ありません。

利益が永遠に右肩上がりになる企業はありませんからね。

来年度は是非、V字回復して欲しいです。

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キリンホールディングスのEPS(1株あたりの利益)の推移は?

EPS(1株あたりの利益)の推移

全くといっていいほど連続性がありません笑

この部分だけを見ると長期投資家にとっては躊躇ってしまいます。

もう少し連続的に増加していただけると投資銘柄候補になるんですが、、、

今後の業績に期待するしかないですね。

キリンホールディングスの1株配当と配当性向の推移は?

配当金は綺麗な右肩上がりです。

今期の配当金は63円を予定しており、配当利回りは2.52%になります。

配当利回りは高くありませんが、上記のように配当性向が100%超えている時や、業績が赤字の時も減配をしていません。

上記から、株主還元に関してはこの企業は非常に積極的であることが伺えるかと思います。

配当性向も40%ですのでまだまだ増配余力を残しています。

今後もさらなる増配が期待されます。



キリンホールディングスの株主優待は?

保有株式数優待内容(12月)優待利回り配当利回り合計利回り
100株自社製品
(1000円分)
0.42%2.4%2.82%
1000株自社製品
(3000円分)
0.12%2.4%2.52%
企業HPより引用 スポンサードリンク

キリンホールディングスのROE(自己資本利益率)の推移は?

ROE(自己資本利益率)の推移

素晴らしいです!直近3年は優秀ラインとされる10%を超えています。

いかに経営陣が有能であるかこの数値を見れば一目瞭然です。

この調子で5年・10年と連続してROE10%越えを維持して欲しいです。

ROEのみの観点からするともちろん投資対象候補銘柄になります。

まとめ

結論

上記のレーダーチャートは今回着目した項目を表したものです。

  • 配当金は増配傾向
  • ROEは直近3年は優秀ライン
  • 業績は不安定(2105年は赤字)
  • 総合利回りは決して高くはない(2.92%)
上記より現在、難しい株になっています。

個人的には増配傾向が非常に強いので株主還元に積極的な企業であることが伺えます。

なので、買っても悪くはないと思いますが、すこし株価が高いかと思いますので、もう少し下がった時が買い時かと思います。

もしこの銘柄がきになる方がいらっしゃいましたら四季報などで調べて見てはいかがでしょうか?

以上!!!


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