豊田通商の2020年3月期の決算速報!
豊田通商株式会社は、日本7大商社のうちの一つでトヨタグループの総合商社として投資家の間で人気の銘柄です。
今回は、こちらの豊田通商が決算発表を行なったので決算内容を見ていきたいと思います。
また、今回の画像は全て下記の豊田通商会社HPより引用しています。
豊田通商の2020年3月期 連結決算概要
上記が豊田通商の2020年3月期の決算内容です。
なんと当期利益は2019年3月期と比較して29億円プラスで着地しています。
これは本当にすごいことだと思います。
現在、双日・三井物産といった商社は全て減益でした。
なので、この点においては豊田通商が少し抜き出ていることがわかると思います。
また、2017年5月に発表した中期経営計画でも目標値を1300億円としていたので目標は達していたことになります。
次に当期利益のセグメント別の実績を見ていきたいと思います。
上記より大きく減益しているのは金属分野であることがわかります。
そのうち、85億円は一過性の損失みたいなので今期は問題ないと思いますが、それを除いても89億円の減益です。
こちらについては自動車生産関連の取り扱い減少及び市況の下落と決算資料では記載されているので、市況が回復しない限り厳しいように見えます。
逆に機エネは利益を大きく伸ばしていますが、こちらもカナダ電力事業売却益と一過性の利益なので、今期はこれほど利益を出せないように見えます。
豊田通商の2021年3月期の業績予想は?
残念ながら今期の豊田通商の業績予想は未定となっております。
未定としている理由は下記の通りです。
会社HPより引用
(次期の見通し)
次期の業績の見通しにつきましては、新型コロナウイルスの感染拡大が当社グループに与える影響につい
て、現時点では合理的に算定することが困難であるため、未定としております。
双日、三井物産は業績予想を出していたので正直意外です。
なので、今期の業績がわからないなか豊田通称に投資をするのは危ないかもしれません。
豊田通商の配当金は?
今期の配当金は110円の予定で配当利回りは4.56%になります。
間違いなく高配当銘柄といっても問題ないと思います。
配当金も2010年から連続増配を記録しており10期連続増配銘柄です。
ただ、この資料には載っていませんが、2019年4月発表時の配当金予想と比較すると10円減配しているので注意です。
正直、なんで減配するほど決算は悪くなかったと思うのでなんでだろう?というのが正直な感想です。
配当性向も28.6%なのでまだまだ増配傾向はあると思いますが笑
まとめ
GOOD
・当期利益は前年比よりプラスで着地
・10期連続増配銘柄
BAD
・今期業績は未定
決算の内容は双日・三井物産と比較すると増益着地なので悪くない決算かと思います。
ただ、今期の業績としては現在未定ですので今、投資をするのは危ないかもしれません。
少なくともコロナの影響が落ち着くまでか業績が開示されるまで投資をするのは待った方が良いかもしれません。
双日・三井物産と決算速報につきましては下記を参照してみてください。
もし他に気になることがありましたら各自四季報や決算速報を参照して調べて見てください。
以上!!!
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