旅行好きなら嬉しい優待!HIS(9603)の銘柄分析
日本株について評価・分析をするコーナー
注目した企業において長期投資、配当金なので投資対象として魅力的なのかを分析します。
分析手法としてPER、売り上げ・当期利益、EPS、1株あたりの配当金、配当性向、ROEの6つの観点を5段階評価で評価します。
もちろんこれは私が独断で作った指標です。少しでも皆様にわかりやすい指標があればと思い作成しました。
今回はエイチ・アイ・エス(9603)を分析します。
▼エイチ・アイ・エスは買いか?
・旅行好きなら是非手に入れておきたい銘柄、それ以外の人は買いではない
エイチ・アイ・エスとはどのような会社?
株式会社エイチ・アイ・エス(英: H.I.S. Co., Ltd.)は、旅行業法に基づく旅行業者である。
代表取締役会長兼社長(CEO)は澤田秀雄。
「ツーリズムを通じて、世界の人々の見識を高め、国籍、人種、文化、宗教などを超え、世界平和・相互理解の促進に貢献する」という企業理念のもと、海外旅行および国内旅行の企画・販売・手配を行う総合旅行会社。
旅行業界のベンチャーとして、格安航空券をはじめ、オーストラリアでのホテル事業、また1996年には航空会社・スカイマークエアラインズの設立を発表(1998年定期運航開始。その後グループ外となり「スカイマーク株式会社」に社名変更)するなど、新たなチャレンジを繰り返してきた。
日本国外への格安航空券の販売が主であるが、現社名に変更された1990年頃から自社企画の海外パッケージツアー商品も販売するようになり、グループのホテルなども持つようになる。
2009年時点では格安航空券のほか、日本国外を主体とした比較的価格の安いパッケージツアー商品、フリープラン商品を中心に発売している。国外への格安航空券の販売で拡大してきた背景上、国内旅行の取扱いが極端に少なく、また国内旅行取扱い可能の営業所も少ない。
日本の大手旅行会社の中では、このH.I.S.と農協観光、JTB(JTBはその設立に国鉄が深くかかわった経緯があるためJR各社が株主であるが、当初より国鉄とは別法人であることから、系列やグループ企業にはあたらない)は鉄道会社系ではない。
2015年4月現在、日本国内には北海道から沖縄まで計305店舗の営業所(直営ではない「特約代理店」を含む)があるが、山陰地方には営業所は存在しない。
日本国外には128都市187拠点のネットワークを有しており(2015年4月現在)、6大陸すべてに拠点を構える数少ない旅行会社である。
バリ島(インドネシア)やプーケット島(タイ)といった新興リゾート地のシェアはJTBを含め、日系旅行会社の中で群を抜いてトップである。ハワイなどの伝統的な観光地のシェアも近年では高いシェアを誇る。
なお、社名のH.I.Sについては諸説があり、主に以下の説が有力説となっている。
ブランド説
チケットのブランド名が当時、「Hide International Service」であったから。なお、「Hide」とは、創業者である澤田秀雄の「秀」を意味する。
スローガン説
スローガンが当時、「Highest International Standards」、「最も優れた世界標準」であったから。
wikiより抜粋
- 資本金:11,000百万円
- 従業員数:17,054名
- 決算月:10月 企業HPより抜粋
現在の株価とPER(株価収益率)は?
- 株価:2,660円
- PER(株価収益率):15.8 倍
- 売買高:478,500 株
- 配当利回り:1.12 %
20万越えですね、20万円切ってくれると投資対象になるんですが、、、
こういう投資額に対しても簡単に投資できるくらいのお金持ちになりたいものです。。。
PERが15.8倍は少し平均より高いぐらいですね。
指標的には少し割高ですね。他の指標が優秀でしたら手出ししても問題ないと考えています。
もちろん、他の指標がダメでしたら絶対に手出ししませんが。
直近5年間の株価チャート
今年に入って株価は大きく下落しています。年初に買った人は大損ですね。
エイチ・アイ・エスの売上高と当期利益は?
業績が全く安定していませんね。
各年ばらばらです。安定的な長期投資を目標とする私としてはあまり好きな形ではありません。
ここからあと2、3年連続で右肩上がりの業績が続けば投資対象となりますが今のところは保留にしときたい銘柄です。
なんとこここから業績をV字回復に持って行ってください!!!
エイチ・アイ・エスのEPS(1株あたりの利益)の推移は?
全くといっていいほど連続性がありません笑
この部分だけを見ると長期投資家にとっては躊躇ってしまいます。
もう少し連続的に増加していただけると投資銘柄候補になるんですが、、、
今後の業績に期待するしかないですね。
エイチ・アイ・エスの1株配当と配当性向の推移は?
こちらの銘柄の配当利回りは1.12%です。
配当利回り1%台です。
この時点で高配当銘柄とは程遠い銘柄になっています。
日本の株式も配当利回りが3%を超えるのは多くあります。
そのため、利回りの観点のみからすると魅力的ではないです。
配当金が一応右肩上がりですが、利回りは非常に低いです。
あまり投資対象としては魅力を感じません。
配当性向が20%以下です。
ここまで低いとこちらの銘柄はあまり配当金をだすのは好きじゃないのが見て取れます。
もちろん、配当金を出さないということは自社への投資を積極的に行なっているので、大きなマイナスポイントではありません。
ですが、私みたいな配当金目当ての長期投資家にとっては少し寂しいですね笑
今後、もう少し配当性向・配当金が少しづつ上がっていくのを期待です。
エイチ・アイ・エスの株主優待は?
毎年4月及び10月末日の株主名簿及び実質株主名簿にご記載のある100株以上所有の皆様に、以下の株主優待券をお送りします。
保有株式数 | 優待内容 | ||
---|---|---|---|
H.I.S.株主優待券 | ハウステンボス入場割引券 | ラグーナテンボス入場割引券 | |
100株以上 | 2,000円分相当 | 500円分相当 | 500円分相当 |
500株以上 | 4,000円分相当 | 500円分相当 | 500円分相当 |
1,000株以上 | 6,000円分相当 | 500円分相当 | 500円分相当 |
権利確定月 | 優待利回り | 4・10月 | 2.25% |
---|---|
もし私が買うならJALを買います。
HPより引用
エイチ・アイ・エスのROE(自己資本比率)の推移は?
直近の年は優秀ラインとされる10%を超えています。
悪くはない形だと思います。
この調子で5年・10年と連続してROE10%越えを維持して欲しいです。
ROEのみの観点からすると投資対象候補銘柄になりそうです。
まとめ
上記のレーダーチャートは今回着目した項目を表したものです。
- 旅行好きで優待目当てで買うのはあり
- 株価は年初から大きく下がり今がそこ?
- 業績は直近では安定しない
- 優待利回りならJALの方がお得
ただ上記でも述べたように優待利回りだけならJALの方がお得になっています。
HISが好きな人でしたらオススメしますが、そうでないなら私はJALをを勧めします。
もしこの銘柄がきになる方がいらっしゃいましたら四季報などで調べて見てはいかがでしょうか?
以上!!!
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