株価600円台で配当利回りは4.6%の高配当銘柄!丸文(7537)の銘柄分析
日本株について評価・分析をするコーナー
注目した企業において長期投資、配当金なので投資対象として魅力的なのかを分析します。
分析手法としてPER、売り上げ・当期利益、EPS、１株あたりの配当金、配当性向、ROEの6つの観点を５段階評価で評価します。
もちろんこれは私が独断で作った指標です。少しでも皆様にわかりやすい指標があればと思い作成しました。
今回は丸文(7537)を分析します。
▼丸文は買いか？
・株価は600円台なので資金に余裕ある方は良いかも
丸文とはどのような会社?
丸文株式会社（まるぶん、英：MARUBUN CORPORATION）は、東京都中央区に本社を置く半導体・電子部品、電子応用機器の販売などを行っている企業。
wikiより抜粋
- 資本金：62億1,450万円
- 従業員数：1,336名
- 決算月：3月 企業HPより抜粋
現在の株価とPER(株価収益率)は？
- 株価:642円
- PER(株価収益率):12.4 倍
- 売買高:95,200 株
- 現在の配当利回り:4.67 ％
10万円以下です！！！、安いですね。
これならある程度株価が暴落してもそこまでダメージは大きくないですね！
PERが10〜15倍の範囲に収まっているのでだいたい日本平均のperになっていますね
指標的には手出ししても問題なさそうです。
直近５年間の株価チャート
すごい右肩さがりです。おかげで配当利回りは4.6%と高配当銘柄になっています。
株価も非常にやすいことからお試しで買っても悪くないような銘柄だと思います。
丸文の売上高と当期利益は？
残念ながら直近５年では今年が当期利益最低を記録しています。
今年のこの結果をみると投資対象として魅力は感じませんね
直近５年で最低を記録しているので来年以降は減配の可能性大です。
例え、ここで維持もしくは増配しても来年以降の業績が悪ければ減配は必須ですし。。。
来年以降に期待するしかありませんね
丸文のEPS(1株あたりの利益)の推移は?
の推移丸文.png "EPS(1株あたりの利益)の推移")
直近５年では今年がEPS最低値を記録しています。
やはり、こうもEPS値に連続性がないと投資を躊躇してしまいます。
このような銘柄は今度に期待です。
丸文の1株配当と配当性向の推移は?
配当金は2009年から2017年をのぞいて綺麗に右肩上がりになっています。
直近の配当金は30円と現状維持です。配当利回りは4.67%と高配当銘柄といっても差し支えない銘柄だと思います。
ただ配当金は現状維持ですが、配当性向は60%近くまで増加しています。
また丸文は配当金に関して下記のコメントを残しています。
配当方針
株主各位への利益配分につきましては、継続的な利益還元を基本とした上で、業績に応じ積極的に利益還元を行うよう業績連動型の配当方式を採用し、配当性向を重視して決定しております。配当額は、連結配当性向 30％以上を目安として決定していく方針です。 内部留保に関しては、新規事業立上げやパートナーシップ強化のための戦略的な投融資に充当し、中長期にわたる企業価値の向上に努めてまいります。
会社HPより引用
上記より、基本的な配当性向は30%以上と宣言しています。
しかし、今期の配当性向は60%です。そのため、少し配当金を基本方針からすると出し過ぎているように感じます。
なので、個人的には来期等減配してもおかしくありません。
購入を検討している方は少し注意が必要かもしれません。
丸文の株主優待は?
丸文は株主優待を行なっていません。丸文のROE(自己資本利益率)の推移は?
の推移丸文.png "ROE(自己資本利益率)の推移")
残念ながらROE10%は遠く及びません。
この数値だけをみると経営があまりうまくいっていないように見受けられます。。
今後に期待するしかないですね。
投資観点からするとこちらの銘柄に投資をするのは難しいなと感じます。
まとめ
上記のレーダーチャートは今回着目した項目を表したものです。
- 配当利回りは4.63%
- 株価は600円台の安値圏
- 業績は不安定
- ROEは低め
- 配当性向は60%台
やはり業績があまりよろしくないので個人的には魅力は感じません。
ただ、配当利回りは非常に高く、株価も非常に安いので１００株のみ買うのは悪くないと思います。私も、資金が余っていたら少し欲しいと感じました。
もしこの銘柄がきになる方がいらっしゃいましたら四季報などで調べて見てはいかがでしょうか?
以上!!!
