EPS(1株当たりの利益)とは?投資をする上で押さえておきたい指標!

2020年6月21日雑記

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みなさんは投資をする際に何を指標に投資判断をしていますか?

これは、人によって株価、業績、配当、優待、移動平均線など様々かと思います。

その中でも今回は成長性を図る上で重要とされるEPSについて説明したいと思います。

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EPS(1株当たり純利益)とは

EPS(イーピーエス、Earnings Per Share)とは、簡単に説明すると会社の1株あたりの純利益を意味します。

EPSは「Earnings Per Share」の略で1株あたりの純利益から企業の収益力・成長性などを判断する際に活用され、EPSが高ければ企業の収益性が高いとみなされ、逆に低いと収益性が低いとみなされます。

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EPSの計算方法

EPSは、純利益を発行済の株式数で割って求めることができます。

この時の当期純利益はすべての収益から法人税などのコストを差し引いた後に残った企業の利益をさしています。

そして、計算式は下記になります。

EPS = 純利益 / 発行済み株式数

例えば、当期純利益が5億円、法人税などのコスト合計額が3億2000万円、発行済みの株式数が300万株である企業の場合、

EPS=当期純利益÷発行済み株式数

=(5億円-3億2000万円)÷300万株

=1億8000万円÷300万株

=60円

EPS、つまり1株当たりの純利益は60円と計算することができます。

なので、EPSの推移を数年見ることによって、その企業の業績が伸びているのか否かを確認することができます。

自分の保有している株の利益がどれだけ増えているのかがわかるので、投資家にとっては非常に重要な指標にもなっています。

EPSはどのような理由で変動するのか?

EPSが上昇する理由として発行済み株式数を減らすためによくあるのが、企業が株式市場などを通して自社の株を買い戻す「自社株買い」や株式併合があります。

自社株買い・株式併合をした分だけ発行済株式数が差し引かれるので、EPSは上昇します。

EPSは当期純利益と発行済み株式数で算出されるので、当期純利益が上昇すればEPSも上昇し、逆に減少すれば減少します。

そのため、成長が予想されるならEPSも上昇し、株価の値上がりが期待できます。

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まとめ

EPSは会社の収益性や成長性を知るための重要な指標ですが、EPSの増減のみで投資判断をするのは危険です。

他にもPER・PBR・株価の傾向などを調べて投資判断を下しとほうが懸命です。

またEPSが増減した際には、なぜ増減したか原因を分析した上で、投資判断を行うことが良いかと思います。

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