DICの配当金と株主優待は?DIC(4631)の銘柄分析
日本株について評価・分析をするコーナー
注目した企業において長期投資、配当金なので投資対象として魅力的なのかを分析します。
分析手法としてPER、売り上げ・当期利益、EPS、1株あたりの配当金、配当性向、ROEの6つの観点を5段階評価で評価します。
もちろんこれは私が独断で作った指標です。少しでも皆様にわかりやすい指標があればと思い作成しました。
今回はDIC(4631)を分析します。
▼DICは買いか?
・個人的には買いではない
DICとはどのような会社?
DIC株式会社(ディーアイシー、英語表記DIC Corporation)は、東京都中央区日本橋に本社を置く化学メーカー。主力製品は印刷インキ、有機顔料、合成樹脂。ブランドスローガンは「Color & Comfort」。2008年に大日本インキ化学工業株式会社より社名変更。
印刷インキや有機顔料、PPSコンパウンドで世界トップシェアの化学メーカー。創業以来の事業である印刷インキとその原材料である有機顔料と合成樹脂をもとに事業を拡大し、PPSコンパウンド、液晶材料、工業用粘着テープ、機能性顔料、包装用接着剤、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フッ素化学品、改質剤、アルキルフェノール、硫黄系石油添加剤、金属石鹸、不燃化粧板、加飾フィルム、繊維着色剤、機能性コンパウンド、インクジェットインキ、食品包装用フィルム、特殊磁気テープ、プラスチック成型品、中空糸膜モジュール、ヘルスケア食品(スピルリナ)などの幅広い事業を展開する。
日本トップシェアの色見本帳DICカラーガイドはデザインやグラフィック、ファッション、インテリア業界などに幅広く利用されている。
他の国内印刷インキメーカーに先駆けて海外進出を果たし、1986年に米国サンケミカル社のグラフィックアーツ材料部門を買収、1999年に仏国トタルフィナ社のインキ部門(コーツ)を買収などにより、全世界に活動拠点を拡大し、現在は世界60か国以上で約170社のグループ会社を展開している。
社会貢献活動の一環として、千葉県佐倉市の総合研究所に隣接する敷地内でDIC川村記念美術館を運営。
創業100周年となる2008年(平成20年)4月1日に、商号を大日本インキ化学工業株式会社からDIC株式会社に変更。
2009年(平成21年)10月1日、印刷インキ事業を分社化し、DICグラフィックス株式会社を設立する。
2016年、ブランドスローガン「Color & Comfort」を定めてブランディングをスタートし、同年10月より女優・吉岡里帆が出演する企業ブランドCMを放送している。
wikiより抜粋
- 資本金:966億円
- 従業員数:連結 20,620名 単体 3,538名
- 決算月:12月 企業HPより抜粋
現在の株価とPER(株価収益率)は?
- 株価:3,045円
- PER(株価収益率):13.0 倍
- 売買高:152,000 株
- 現在の配当利回り:3.28 %
30万越えですね、ちょっと高いですね
こういう投資額に対しても簡単に投資できるくらいのお金持ちになりたいものです。。。
PERが10〜15倍の範囲に収まっているのでだいたい日本平均のperになっていますね
指標的には手出ししても問題なさそうです。
直近5年間の株価チャート
全体的に見ると株価は軟調傾向です。今後に注目です。
DICの売上高と当期利益は?
業績が全く安定していませんね。
各年ばらばらです。安定的な長期投資を目標とする私としてはあまり好きな形ではありません。
ここからあと2、3年連続で右肩上がりの業績が続けば投資対象となりますが今のところは保留にしときたい銘柄です。
なんとこここから業績をV字回復に持って行ってください!!!
DICのEPS(1株あたりの利益)の推移は?
残念ながら、5年連続EPS上昇というわけではありませんでした。
ですが、永遠に上がり続ける指標など当然ないので、来年以降が重要です。
来年からまた右肩上がりに回復すれば全く問題ありません!
DICの1株配当と配当性向の推移は?
残念ながら配当金は綺麗な右肩上がりを形成していません。
今期の配当金は125円を予想しており、配当利回りは3.28%です。
日本の配当利回りとしては平均以上ですね。
残念ながら今期は減配予想ですが今後はどんどんと配当金を右肩上がりに上積みして欲しいです。
DICの株主優待は?
企業HPより引用DICのROE(自己資本利益率)の推移は?
素晴らしいです!直近5年は全て優秀ラインとされる10%を超えています。
いかに経営陣が有能であるかこの数値を見れば一目瞭然です。
この調子でずっとROE10%越えを維持して欲しいです。
ROEのみの観点からするともちろん投資対象候補銘柄になります。
まとめ
上記のレーダーチャートは今回着目した項目を表したものです。
- 配当利回りは3%台
- 目立ってよりところはなし
株価も3,000円と比較的高値かつ業績はほぼ横ばいで配当金も今期は減配予想とあまり良いところがみられない銘柄です。
印刷業界ですので今後の見通しとしてもあまりよろしくないことから長期投資には向いていないかもしれませんね。
もしこの銘柄がきになる方がいらっしゃいましたら四季報などで調べて見てはいかがでしょうか?
以上!!!
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