日産の2020年3月期決算速報!気になる今期の業績は?
今回は投資家の皆様がある意味大好きな日産の決算について見ていきたいと思います。
日産は少し前は高配当銘柄として有名で、非常に高配当投資家の間では愛されていました。
ですが、それも今や昔の話で、現在の日産の配当金は業績の悪化により10円となっています。
今回はその日産の決算が発表されたので2019年度の業績と今期の見通しについて調べたいと思います。
2019年度の日産の業績は?
上記が今期の日産の決算です。
残念ながら減収減益という結果となりました。
売上高は-14.6%減
営業利益は405億円の赤字
経常利益は-91.9%減
そして、なんと当期純利益は6712億円の赤字!!!
非常にえげつない決算となりました。
6000億円の赤字って普通の企業なら間違いなく倒産しています。。。
次になぜ今回このような赤字決算となった理由を見ていきたいと思います。
巨大赤字決算の理由は?
上記でわかるように日産の営業利益としては405億円の赤字ですが純利益は6712億円となり、約6000億円の開きがあります。
この理由について説明した資料は下記です。
赤枠で記載されているのように事業用資産の減損損失として5220億円を計上しています。
事業用資産の減損損失として下記の2点を述べています。
・将来の台数見通しに基づくと生産能力が余剰であるため、グローバルな事業用資産の減損損失を計上
・ 2020年度の予想される財務的効果:約700億円の減価償却費削減
上記については
将来の収益性改善に向けた構造改革実施のための構造改革費用および将来台数見通しに基づいた
減損損失の影響合計6,030億円を計上した結果
とも記されているので今後の事業成長に向けた損失であったかと想像します。
ある意味、悪材業出尽くした感があるので逆張りメインの方は買っても面白いのかもしれません。
正直、ここまで減損していたら来期は業績上がりますからね。。。
販売台数の業績は?
日産といえば当然車で、車がどれだけ売れていたかで決算が決まります。
当然、これが右肩上がりなら来期の業績も期待できるので今期の業績を見て見ましょう。
それが下記です。
グローバル販売台数と生産台数ともに全ての国で業績悪化です。
本当に良いところが今回の決算では見当たらないですね。
グローバル生産台数に至ってはその他以外すべて2018年度より右肩下がりです。
というか二桁減少となっているので今後の成長においても厳しいかもしれません。
2020年度の見通しは?
上記が2020年度の見通しです。
毎度おなじみですね笑
日産についてもコロナの影響がどれほどのものかわからないので非開示となっております。
日産の今期の配当金は?
日産の2029年度の配当は中間配当が10円で期末配当は無配です。
2018年度と比べると47円の大減配です。
そしてきになる2020年度の配当金は未定です。
なんででしょうね?普通に今期は配当金を出さないって宣言してもいい気がしますけどね笑
これだけの大赤字を出している企業なら逆に出す方がなにやってんだ!って怒られそうな気がしますけど。
今期配当をだせるとはとても思えない。。。
以上です、もし他に気になることがありましたら各自調べて見てください!
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